同窓会講演会《『広辞苑』も納得! 京都「先斗町(ぽんとちょう)」地名謎解き物語》開催!
2025/04/23
第5回講演会は4月19日(土)、富高岸本記念館にて、20期杉本重雄氏を演者にお迎えして
開催されました。同窓生、在校生など37名の方々が参加されました。


京都の難解地名「先斗町」の語源についての通説である新村出博士の説に疑問を抱いたのが始まり」と氏の研究の“きっかけ”を話され、続いて諸説を紹介されました。ポルトガル語由来や古典の書籍による説、辞典の記述、カルタ賭博などたくさんの資料を基に解説されました。氏は“ポント”は土地の尖った“先”ではなくカルタ賭博の“先ばかり”に一度に賭けるという意味で、“先斗町”は当時の地域の風景や刑場があったなどの事情《先(首)ばかリ》からカルタ賭博用語の「ポント」との洒落で名付けられたのではと話されました。
お話はポルトガル語や辞典の記述、多くの歴史的な書籍の記述などに及び、氏の研究の奥深さが
うかがわれ、大変貴重な時を過ごさせていただきました。
あらためて御礼を申し上げる次第です。
(文:土井)