12月10日（日）東京で行われた高校生模擬起業グランプリ（リアビズ）最終審査会で、本校、探究Ⅱのビジネス班「ぷるーとん」が、「グランプリ」を受賞しました。

　リアビズは、高校生が自分たちで考えた商品を実際にネットショップで販売する会社を運営するプログラムです。6月にビジネスプランとして「えびのいもこの炊き込みご飯」の販売を企画・提案し、第一次審査通過に伴い、ＮＰＯ法人金融知力普及協会から30万円を資金として提供していただき、半年間活動を続けてきました。様々な壁にぶちあたりながら自分たちの企画を実現していくという、高校生にとって貴重な体験をさせていただきました。商品の製作からネットショップ開店準備、マーケッティング、広報戦略、法務、販売、そして経理まで起業にかかわる全ての作業を5人が役割分担をして取り組みました。

　最終審査会では、一次審査を通過した沖縄、茨城、千葉、埼玉、そして大阪の本校がプレゼンを行い、その発表も含めて活動報告すべてを対象として審査が行われました。「グランプリ」発表の瞬間、「大阪府立富田林高等学校　ぷるーとん」がアナウンスされると、生徒たちは半年間の活動を思い出して、涙、涙、涙･･･。自分たちの頑張りを評価していただき、本当にうれしかったと思います。

　活動報告でも述べていましたが、ここまでこれたのは、卒業生の方々や、地域の方々、学校の友人などのおかげだと思います。「人の繋がり」の大切さを学んだ活動でした。

　なお、「えびのいもこの炊き込みご飯」は、富田林の開屋本舗さまにより、継続販売されています。また、今回、生徒たちの販売で得た利益は、本校卒業生の富田年久様が運営するJASSラルパテ（NGO）に寄付致しました。ラルパテの会では、学校に通うことができないネパールの子どもたちに奨学金を送る活動を続けておられます。富田様には、昨年ご講演いただいており、「自分たちも何らかの貢献をしたい！」という思いを生徒たちも持ち続けていました。今回、自分たちの活動を通じて、微力ながら貢献することができ、生徒たちもたいへん充実した気持ちになっています。

　また、開屋本舗さまに継続販売していただくにあたり、年間2回程度、その販売利益のうちから一部を同じくJASSラルパテ（NGO）にご寄付しただけることになっています。生徒たちの思いを、開屋本舗さまが受け止めてくださり、協力をしていただけることになりました。この場をかりて、感謝申し上げます。

以下のところから、「えびのいもこの炊き込みご飯」を購入できますので、今後ともご支援いただけますようよろしくお願い致します。

えびのいもこの炊き込みご飯　高校生と共同開発 | ★ココベジ-Cocovege★オンラインショップ (thebase.in)

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歓喜の泣き顔から笑顔へ

探究Ⅱ担当教員