SSH(科学教育)

Super Science HighSchool

スーパーサイエンス
ハイスクール

富田林中学校・高校の
「科学教育」

本校は大阪府立高校の普通科としては唯一のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校です。
平成29年度に文部科学省よりSSH第Ⅰ期の指定を受け、先進的な理数教育の研究開発に取り組んできました。
令和5年度より5年間、富田林中学校・高校のSSH第Ⅱ期がスタートし、「探究活動」「地域連携」「海外連携」の3つのプロジェクトを軸に、
科学の視点からソーシャルイノベーションを実現できる人材の育成を目標に掲げ、取り組んでいます。

SSH(科学教育)事業と一体化した教育目標の達成

科学教育

  • 理数科学探究・人文社会科学探究

    「グローカル探究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」

  • 大学・研究機関連携

地域連携

  • 地域フォーラム
  • 探究型授業実践

グローバル教育

  • 海外研修
  • 国際交流

グローカル人材の育成

<育てたい力>

グローバルな視野 / コミュニケーション力 / 課題発見・解決能力 / 論理的思考力 / 社会貢献意識 / 地域愛

科学教育4つのポイント

富中サイエンス

生徒の「科学をもっと知りたい」という知的好奇心を育み、学習意欲を高めるため、中学理科の枠を超えたサイエンスの深さ、面白さを学びます。大学の先生や科学関係施設の専門員、高校教員等が丁寧に教えてくれます。

大学との連携

探究Ⅱの授業では大学との連携を築き、研究室に赴き探究の発表を行って大学の先生方からの指導、助言をしていただいてます。大学との連携によって学会発表できるような高度な内容の探究活動を目指しています。

講演会

探究活動の内容と関連の内容と関連の深い分野の研究者の方を招聘し、最先端の研究内容について紹介していただいてます。最先端の科学に触れることで将来の科学技術を担う人材を育成することを目的としています。

サイエンスツアー

大学の設置研究所などの科学的施設や自然環境施設を訪問して、講演会や実習を実施していただき、科学的な興味関心を喚起し、科学的素養を育成することを目的としています。

課題研究プログラム

中学探究では、 「富中サイエンスプログラム(理系探究)」 と 「アントレプレナーシップ社会探究学習(文系探究)」の2本柱

富中サイエンスプログラム(理系探究)

中学1年生

(全員)

富中サイエンスⅠ

自然科学の専門家による探究的・体験的な実験や実習を行い、科学的な知的好奇心や探究心を育成します。

中学2年生

(全員)

富中サイエンスⅡ

「富中サイエンスⅠ」で得た科学的な知的好奇心や探究心をさらに高めるための実験プログラムを生徒自ら企画し、地域住民や保護者と実験を行うワークショップを実践します。

中学3年生

(全員)

富中サイエンスⅢ

プレ探究として、それぞれの探究テーマに分かれて課題研究を実践する。科学的手法を用いて実験・考察・分析・発表を行い、「課題研究のプロセス」を経験します。

アントレプレナーシップ社会探究学習(文系探究)

中学1年生

(全員)

社会探究Basic

SDGsについての学習やグローバルに展開する企業の取組みを探究し、地球的視野から地域の課題を発見・解決できる素地を養います。

中学2年生

(全員)

社会探究Advanced

企業や地域団体へ訪問するフィールドワークを実施し、より詳細でリアルな課題を発見するとともに、地域と連携しながら課題解決に向けた探究を進めます。

中学3年生

(全員)

アントレプレナーシップ提案型探究

これまでの取組みで発見した課題を解決するための方法を探究し、SDGsの目標達成に向けた具体策を企業や地域団体へ提案する「提案型探究」を進めます。

高校グローカル研究

高校1年生

グローカル探究Ⅰ

前期では、「探究基礎力」の育成を目的として、「サイエンストレーニング」「マストレーニング」「アカデミックライティング」「データサイエンス」の4つの講座を受講します。後期では、中進生と高進生が融合した研究班による実験計画書作成等の本格的な探究活動の準備を進めます。

高校2年生

グローカル探究Ⅱ

「探究実践力」の育成を目的として、大学等と連携しながら本格的な探究活動に取り組みます。

高校3年生

グローカル探究Ⅲ

「探究発信力」の育成を目的として、これまでの探究活動の成果を研究紀要や論文の作成を行い、研究成果を外部へ発信します。