富田林中学・高等学校
新着情報

2023.02.12

SSH

【中2】「探究活動」学年発表会

本校の総合的な学習の時間の大きな取り組みの1つである探究活動。

「社会探究Advance」という名称で進めてきたこの取り組みの集大成となる学年発表会を29()に実施しました。

毎年お世話になっている大阪教育大学の手取教授をお招きし、6つのゼミの代表班による発表です。

 

代表班による発表の様子の一部

『ライフステージに応じたスポーツ活動の推進』

J-GREEN堺】の取り組みから、「様々な世代の人々の健康を促進するにはどのようなことが必要か?」という疑問が生まれ、企業や自治体の特徴的な取り組みを交えて、日本の社会をよりよくする工夫について考えを深めていきました。

 

『世界や日本とつながる特殊釘』

【金剛特殊釘】の製品の特徴や沿革を知り、「信頼されるものづくりのポイントとは?」という問いを立て、海外とのつながりや子どもたちにも親しんでもらう工夫について考えていきました。

 

『いじめと法律』

【長野総合法律事務所】でのインタビューを通して、「自分事としていじめ問題を捉えるためにはどうすればよいか?」という問いを作り、学校生活やSNS利用について1人ひとりが意識すべきこと、問題の構造などを法律の視点を取り入れながら分析していきました。

 

他にも『「POLA THE BEAUTY」が愛される理由』、『米の品種「にこまる」はなぜ普及したのか』、『南海電車の魅力とは』というテーマの発表があり、どの班も丁寧に準備してきたことがよくわかる発表でした。

全ての発表の質疑応答の時間は非常に和やかな雰囲気でした。

 

生徒アンケートの感想より

「探究を通して、教えてもらうだけでなく自分で問い直していくことが大切だと気づけた」

「発表の時、質問の受け答えに困ったので、説明する内容以上に詳しく調べておく必要があった」

「自分はどちらかというと1人で作業する方が好きだが、今回の活動では班員の様々な意見が聞けたし、スライドの編集も教えてもらえて良い機会になったと思う」

「今後の発表では、文字をただ読み上げるのでなく、図やグラフをもっと効果的に使いたい」

「仕事とはただお金を稼ぐためだけでなく、誰かを幸せにするため、社会を回すためでもあるということがわかった」

 

など、昨年に比べて考えが広がったという感想が多くあり、すぐに答えの出ない活動に対して、前向きに取り組んだ生徒が多かったように感じました。

 

インフルエンザに伴う学年閉鎖の影響で、全班の発表まで慌ただしいスケジュールでしたが、欠席者のフォローも含め生徒の皆さん本当にお疲れ様でした。(代表班は34日の地域フォーラムでも発表します!)

また、手取教授をはじめ、インタビュー等でご対応いただいた皆様、アドバイスをして頂いた保護者の皆様、お忙しい中ありがとうございました。

 

2学年主任 藤森