2024.03.14
【高校長】富田林高校入学者選抜期間の有効活用
3月11日(月)、府立高校の令和6年度入学者選抜学力検査が行われました。19日(火)の合格者発表に向けて選抜作業が行われる間、富田林高校の授業はお休みになります。この期間を活用し、来年度の大学入学共通テストで初めて導入される『情報Ⅰ』の受験を視野に、希望する2年生を対象に、13日(水)14日(木)の2日間にわたって『情報Ⅰ』対策講座を実施しました。本来、学校は休みですが、2日間とも約100人の生徒が自主的に参加し、熱心に学習していました。2年生の在籍者数は240人ですから、半分近くの生徒が参加したことになります。生徒の学力向上のためには、毎年この時期に巡ってくる空白の1週間を、どうすれば有意義な学習期間とできるかが、これまでの懸案でしたが、2年生については一筋の光明が見えた思いです。今回参加した77期生たちの様子から、3年生への進級を間近に控え、大学入試本番に向けてエンジンがかかってきたように感じました。来年度からは1年生についても検討していきたいと思っています。
今回の『情報Ⅰ』の講座実施に当たっては、本校の職員が共通テストで問われる内容を独自に研究し、マークシート形式の模擬問題を手作りしました。生徒は1時間かけてその問題にチャレンジし、その後正解を確認します。マークミスをして点数を失うことがないようにといった基本的なスキルについても確認させていました。その後、教員が約1時間半をかけて、内容に関する説明を丁寧に進めていきます。それを聞きながら生徒たちは頷いたり質問したり、近くの生徒と内容を確認しあったりと、非常に積極的に受講していました。
共通テストでの『情報Ⅰ』の実施は初めてとはいえ、配点に位置付ける大学が決して少なくないことから、その対策の有無が合否に影響することは間違いの無い所です。本校では今回の学習会を土台として、来年度は更にハイレベルな講習会を継続的に実施する予定です。