令和５年度に本校で実施してきた「探究Ⅱ」の授業で「ぷるーとん」というグループが、12月10日に東京で行われた「第４回リアビズ高校生模擬起業グランプリ」で最高賞であるグランプリを獲得したことは、以前にもこのブログでお知らせしたところですが、この度、この活動で得た利益すべてをネパールの子どもたちに奨学金として寄付することになりました。「ぷるーとん」の生徒たちが、富田林市名産の「海老芋」を使って今回商品開発した「えびのいもこの炊き込みご飯」は、富田林市に拠点を置く開屋本舗株式会社様で継続販売されることが決まっており、会社のご厚意で今後もその一部を引き続き寄贈いただけるそうです。

本校では、中高一貫教育を通して以下の３つの力を育むことを目標にしています。

(1)  社会貢献意識と地域愛

(2)  論理的思考力と課題発見・解決能力

(3)  グローバルな視野とコミュニケーション力

　「ぷるーとん」の生徒たちは社会貢献意識と地域愛にあふれ、高級食材でありながら親芋は廃棄されることが多いという課題に対して見事な解決方法を見出したばかりでなく、グローバルな視野を持って地域の企業の皆さんと共に国際貢献活動にまで活動の幅を広げてくれました。将に、本校がめざす教育を体現してくれたことに、校長として敬意を表するとともに、誇らしい気持ちで一杯です。今後もこのような活動を続けられるよう、教職員一同頑張ってまいります。