６月１日（土）と２日（日）の文化祭に向け、生徒達は準備に余念がありません。校内の至る所で立て看板の制作、クラス演劇や後夜祭の出し物の練習、文化部発表のリハーサル等が行われています。今年のテーマは「心天一碧」です。晴れ渡った遠い海の沖合いで、水と空とが一続きになる様子を「水天一碧」「青天一碧」という言葉で表すことがありますが、そうした意味も含め、文化祭を通じて富高生の心が一つに纏まってくれることを願って命名されたそうです。

　ところで、富田林中学校・高等学校の文化祭２日目の中庭企画では、毎年「豪華景品あり！中庭ビンゴ大会」が行われます。その豪華景品の中には先生方手作りの色紙というものもあり、私も昨年今年と恥ずかしながら出品しています。今年は入学式や始業式の中で、私はヘーゲルの「世の中のどんな偉業も情熱なしには成就されなかった」という言葉を伝え、富高生全員が各人の場所から富高生らしく「ぜんぶ全力」の情熱をもって頑張ってほしいと伝えています。そのことも踏まえ、今年の色紙には「情熱の薔薇」と記載し、赤い薔薇の花をあしらいました。中庭ビンゴ大会で、そんな思いが生徒達に伝わればと思っています。