2024.06.06
【高校長】文化祭を開催しました
6月1日(土)2日(日)の2日間にわたって文化祭を開催しました。中庭でのプロローグ祭に続き、3年生のクラス演劇、各種催し物や中庭企画など毎年多くの出し物があり、すべてを見て回ることができないのが残念に感じられるほど盛り沢山な内容になっています。中でも2日(日)の夕刻から富高生だけで行われた後夜祭は圧巻の出来でした。
今年の後夜祭は体育館舞台と、その対面にある体育館入口付近のスペースとの2か所を交互に使い分けることで、出演者の入替による時間のロスを無くという工夫が導入されていました。そのための出演者のスタンバイ方法や、観衆の動かし方など、昨年度には見られなかった新たな仕掛けが至るところに施されており、文化祭準備委員会の生徒達が当日のために随分知恵を絞ってくれたことが感じられました。そして何よりも特筆すべきは、後夜祭の運営を始めから終わりまで殆どすべて生徒達だけで行っていたことです。教員はもっぱら活動を見守ったり、出し物の一部に参加したりしていましたが、あくまで運営は文化祭準備委員会の生徒とその場に参加している生徒との協力により行われており、生徒達が一体となって楽しい時間を演出してくれていました。会が終了した後は整然と片づけを行い、思い思いに記念の写真撮影等を行った後、速やかに下校していました。
学校行事であれ、部活動その他の自主的活動であれ、全力で取り組むからこそ楽しむことができるのだと思います。高校生活にはこのような、楽しむに足る場面が欠かせないものです。同時にその時間が終わったら速やかに気持ちを切り替えて、日常の生活に戻る勇気もなくてはなりません。その両方が備わってこそ「ぜんぶ全力」の富高生による自由な校風が面目躍如するのだと思っています。3か月後には体育祭が控えています。その場でもまた、富高生の素晴らしい、新たな一面に出会いたいと願ってやみません。