2024.07.23
【SSH】サイエンスツアーとして、大阪大谷大学調剤体験を実施しました。
2024年7月14日(日)8:30より、サイエンスツアーとして、大阪大谷大学調剤体験を実施しました。
当日は中学生15名、高校生17名の合計32名が参加しました。
初めに、大阪大谷大学薬学部 宇田川准教授による「薬学部の説明・薬剤師とは」のご講演をしていただきました。薬学部で学ぶさまざまな学問について、基礎研究から製薬の過程、薬剤師としてのさまざまな役割や職業について学びました。特に能登半島地震では、DMATとしての取組が脚光を浴びたことなどを教えていただきました。
次に3つのグループに分かれて実習等を行いました。
①調剤・研究体験
調剤・研究体験では、「軟膏調剤」「注射液の作成」「免疫学講座による蛍光タンパク質発現細胞の観察」に分かれて実施しました。「軟膏調剤では、架空の処方箋に基づいて軟膏を実際に調剤しました。「注射液の作成」では、本物の注射器や注射液を使用して、医療の現場で実際に調剤するものと同じものを作りました。「蛍光タンパク質発現細胞の観察」では、実際に研究している先生のお話と細胞を観察しました。
②学部見学ツアー
学部見学ツアーでは、実際の実験室や最先端の実験機器を見学しました。成分分析を行う装置やPCRを行う装置、強力な磁場を発生させる装置などを見学しました。実施の実験機器を見ることができ、とても勉強になりました。
③高機能シミュレーター
高機能シミュレーターでは、本物の聴診器を使用し、正常な呼吸音、異常がある呼吸音や肺の音などを再現し、聴き比べることができました。また、血糖値が異常に高い状態が続いた患者がどのようになるのかも再現でき、実際の症状や治療方法についても学ぶことができました。
今回のサイエンスツアーでは、薬学について本当に多くのことを学ぶことができました。薬学部での具体的な学習や研究も紹介していただき、進路選択にも多くの影響があったかと思います。今回の経験が今後の富田林中学校・高等学校での学習に役立ち、さらなる成長につながることを期待しています。
最後に大阪大谷大学の先生方、本当にありがとうございました。