2024.11.17
SSH
【高校長】1年生を対象に探究と授業との接続について講演会を開催しました
11月15日(金)5時間目に、東京学芸大学大学院の西村圭一教授をお招きし、探究と授業との接続についてご講演いただきました。本校は文部科学省からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受け日頃から探究活動に力を入れています。一般に探究といえば、学習者自身が疑問に思ったことをベースに自ら問いを立て、その問いに対する答えを探すため、自ら調査し、熟考し、仮説をたてて検証するというプロセスを重要視する活動です。こうした活動を続けることにより思考力・判断力・表現力が鍛えられるのは当然ですが、同時に探究する中で生徒たちのなかには教科書等で紹介されている知識や技能を渇仰する心が生まれます。問いに対する答えを探すといっても自分たちの経験から得られるものだけでは不十分であり、先人の残してくれた知識や技能に頼ってこそ人前で発表するに足るものを完成することができるということを身をもって体験できるからです。西村教授はご講演の中で、教科の学習においても「あれ?なぜ?どうして?」といった、内から湧いてくる想いや好奇心を大切にしてほしいと仰っていました。生徒達には、例えば教科書に載っている公式や様々な知識等についても、その成り立ちや必要性等について好奇心を働かせ、探究的に学んでほしいと思います。