富田林中学・高等学校
新着情報

2025.05.21

SSH

【中校長】授業力向上のための教員研修会を実施しました!!

5月16日(金)放課後、富田林中・高の教員全員で研修会を行いました。この取組みは、校内における授業改革推進委員会が中心となり、「本質的な問い」を意識した授業を展開することで生徒の探究的な思考を促し、課題の本質をつかみ主体的に解決する力を育成することをねらいとして毎年続けているものです。

今年度の研修会は2部構成として、第1部では全体講演を2本行いました。1つは、この春の高校卒業生を振り返って、中学段階での指導、高校での指導の良かった部分、改善点、来年度以降の中高全体に伝えておきたいことを共有しました。もう1つは、定期考査と大学入学共通テストの相関が高いことから、最初の定期考査にしっかりと準備をして臨ませることの重要性についてデータをもとに理解を深めました。

続いて第2部では、グループに分かれて情報共有と議論を行いました。この研修会を行う前の4週間にわたり「授業改革WEEKS BASIC」と称して、教員は「コミュニケーション力」、「論理的思考力」、「課題発見解決能力」の3つの観点に重点を置いた授業を行っていました。同時に、中高合わせた各教科の会議で、それぞれの観点をどのように伸ばして行くのかを事前に話し合っていました。この研修会当日になって、異なる教科の教員を交えてグループで話し合うことによって3つの観点を伸ばす手法をさらに練り直すことになりました。

本校で行われている各授業は、本校の教育目標であると同時にSSH校(スーパーサイエンスハイスクール)としての取組成果の評価の観点ともなっている「コミュニケーション力」「論理的思考力」「課題発見解決能力」等の育成に資する内容となっているかどうかについて、全教員が強く意識しながら進めています。

今後も、授業改革推進委員会が中心となって、研修で確認された実践例やそこから抽出できる授業力向上のためのヒント等を教訓化し、全教員で共有することで、先生方はその内容を意識しながら更なる授業力向上に取り組んでいくことになります。