７月21日から28日の予定で、３年生対象の保護者懇談会を行っています。午前中は授業ですので、午後１時からの実施です。懇談会では、第１志望の進路先の確認や、その実現に向けた夏休み中の学習計画等について、過去の模擬テストのデータ等も踏まえながら話を進めています。一部のクラスでは今年から、生徒が保護者と担任に向かって自らの学びのヴィジョンをプレゼンテーションするという試みを始めています。その内容は概ね以下の通りです。

１　第１志望の進学先をあげ、その大学の希望の学部に進学して何を学びたいのかを述べる。

２　第１志望の進学先の共通テストと個別試験の配点を確認する。

３　過去に受験した模擬試験の点数と合格可能性判定を確認する。

４　７月から受験までの間、何月までに各教科のどのような内容について学習するのか、年間の学習計画を具体的に提示する。

５　併願プランも併せて確認する。

６　最後に、夏休みの学習プランを詳細に確認する。

　このような内容のプレゼンテーションを保護者や担任を前に行うためには、第１志望の大学が何を受験生に求めていて、自分はそれにどう応えるのか、生徒自らが明確に言語化することを求められます。その営為の中で各生徒の課題が具体化され、無駄のない一筋の歩みが可能になっていきます。「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という孫子の兵法にも適った優れた試みですが、それに全力で取り組む生徒も立派だと思います。本日、私もある生徒のプレゼンテーションを拝見しましたが、第１志望を高く持ち、夢の実現にかける思いを懸命に語る姿に胸が熱くなりました。「ぜんぶ全力」の富高生、熱い思いを持って、全力の夏を駆け抜けてください。私たち教職員は、夢の実現に向けてあなたたちを全力で支えます！