2023.08.22
【SSH】大阪公立大学との連携事業「夏の短期グローバル研修」~留学生との交流編~
2023年8月18日(金)10時から大阪公立大学にて第2回「夏の短期グローバル研修」を実施しました。この事業は今年度初めて実施し、大阪公立大学との連携事業として、大阪公立大学の学生、留学生(5名)、本校生徒11名(希望者)で実施しています。
本日は第2回で、第1回で作成したSelf-Introductionや共同課題である(農業(agriculture)・漁業(Fishery)・林業(Forestry))の3つのテーマについてディスカッションしました。
Self-Introductionでは、事前に用意したIntroduction Sheetを用いて全員の前で堂々と発表していました。好きな音楽やアイドルを紹介したり、持っているライセンスの紹介をしたりする人もいました。参加した全員が、カタコトの英語ではなく流暢な英語を披露してくれました。
3つのテーマに関するディスカッションでは、
①農業(agriculture)
茨城県のお米の収穫量と気温との関係について、農林水産省のデータを活用しながら発表しました。留学生からの質問にもその場でインターネットを駆使しながら日本地図や新たなデータを使って説明していました。
②林業(Forestry)
川上村をピックアップし、年齢構成や人口推移について紹介した後、林業に従事する人数の変化と林業売り上げについてディスカッションしました。留学生からの質問にも少し苦労はしながらも一生懸命英語で回答する姿勢がとてもよかったです。
③漁業(Fishery)
下関市の漁業について紹介しました。漁業従事者の人数や高等学校卒業者や大学卒業者の漁業への就業率を示し、漁業への就職率が年々減少しているデータを活用しながら漁業の課題を説明しました。留学生からは大学への進学率の質問がありましたが、しっかりと聞き取り、英語で回答していました。
本日は、留学生との顔合わせを含めたディスカッションを実施し、実際に英語を利用してプレゼンテーションをして、ディスカッションするという貴重な経験をすることができました。その中で英語によるプレゼンテーションやディスカッションの課題を振り返りました。
午前の部の最後には、大阪公立大学の学生と留学生とともに、キャンパスツアーを実施した後、ともにランチを食べました。
午後からはさまざまなタスクが与えられ、ペアやグループで話し合い、発表をしました。次回のフィールドリサーチを実施するうえで必要な「自助/共助/公助」について学習しました。
タスク1は「社会的弱者が生活していくうえで、どのような人が関わり、どのように助けられているか、考えてみよう。」でした。「社会的弱者」の定義から自分たちで考えたことを発表しました。その後、社会的弱者に限らず、自分たちも社会を生きていく上で、自助/共助/公助の関係があり、それぞれの特徴や関係性について学びました。タスク2は「共助の必要性や重要性、共助を機能する上での困難さについて考えてみよう」でした。
本日の留学生との交流、発表、ディスカッションは英語を活用して自分たちが考えてきたこと、伝えたいことを伝え、質問や課題に対して英語でディスカッションをするという大変貴重な経験をすることができ、多くのことを学ぶことができました。
次回は待ちに待った留学生とのフィールドリサーチです。次回までの課題を頑張って完成させ、フィールドリサーチに臨みましょう。