12月８日（金）16時から大阪大学基礎工学部の太陽エネルギー科学研究センターから中西教授をお招きし、令和５年度第４回富高みらい講座を実施しました。この研究所では、太陽エネルギーの科学的利用に関する研究を行っておられるそうで、今回の富高みらい講座では、その中でも二酸化炭素を資源とし如何にコストをかけずに新たなエネルギーや有機物を生み出すかという研究をテーマにご講義をいただきました。

　講義の後、質問の時間を設けてくださいましたが、その際、生徒から「（コスト削減の観点から）原料にする二酸化炭素をどのように収集するのが良いのか」「二酸化炭素に水素を反応させれば有機物を簡単に生み出せるのではないか」といった鋭い質問があり、教授からもお褒めの言葉をいただきました。生徒達が、講演を受動的にではなく自分の知識や興味に引き付けて聴いているからこそ、このように研究の核心に迫るような質問ができるのだと思います。富高生は今日もすくすくと成長しています。