１月11日（木）学校保健委員会を開催しました。学校保健委員会は、学校における健康課題について研究協議し、生徒の健康づくりを支援するための組織です。食事、運動、休養や水、空気等生徒の健康と直結する様々な課題に適切に対処するため、毎年１回、学校の教職員とPTAの皆さん、学校医の先生等が集まって話し合いをしています。今回は、本校のスクールソーシャルワーカー（SSW）の秋元先生にも参加していただき「スマホ依存の裏にあるもの」という題目で講演していただきました。

　最初に本校で行った保健アンケート結果について報告がありました。このアンケートは、生徒が学校生活を送るに当たって感じていることや困っていること、ストレスを感じることやそれへの対応方法などについて調査を行い、その集計結果から見えてくる課題と解決方法について学校全体で考えることを目的に実施しています。個々の質問への回答から見えてくる生徒の様子に加え、例えば、毎日スマホやゲームに費やす時間と「気分の変化（なんとなく落ち着かない、何をするのも面倒になる等）」について問う質問とを関連付けて分析するなど、様々な考察を行うことで本校生徒の新たな一面が見えてくる場合もあると思います。秋元先生のご講演の中でも、スマホやゲームへの依存が起こるまでには、ストレスからの「こころの守り方」が未熟であるがゆえに、自分の行動をコントロールすることが難しくなり特定の行動が「止めたくても止められない、程々にできない」状態だというお話ありました。そうなる前に有効な手立てを打つことが必要だと思いました。