３月１日、２日の２日間で、とんこう地域フォーラムを実施しました。

　初日の１日は、本校１、２年生の生徒全員が体育館に集合し、今年１年間かけて続けてきた「探究」の成果発表会を行いました。中学校３年生から代表２班、高校２年生から文系代表２班、理系代表２班の合計６班が発表しました。発表後は、その内容について有識者の先生方３名と本校を卒業した大学生３名の合計６名との間で質疑応答が行われ、貴重な指導助言をいただきました。いずれの班も学年全体からセレクトされただけあって、レベルの高い内容だったと思います。私からは、発表者が日頃の研究の成果をしっかりと披露することに加え、発表者でない生徒達も自分の研究と引き比べ、良い意味で批判的に、積極的な態度で発表に耳を傾けるようお願いしました。１日目の終了後、有識者の先生から、発表の内容だけでなく生徒達の聞く態度に関してもお褒めの言葉をいただいたことに、大きな喜びを感じました。

　２日目は、体育館や校舎全体を使って、中学校３年生から高校２年生までの殆どの生徒が今年の研究成果を発表しました。この日は本校生徒だけでなく、近隣の府立高校や本校が連携している企業や自治体の方々もブースを構え、それぞれに発表してくださいました。地域の小中学生やその保護者の方々も多くご来校いただきました。発表には手書きのポスターを使ったものがあり、文章や画像をパソコンで編集して印刷したものがあり、更にプレゼンテーションソフトを活用したものがあり、形式は様々でしたがいずれも力作ぞろいでした。発表に対して日頃は余りかかわりのない人から思わぬ意見をいただいたり、逆に本校生徒以外の方々の発表に触れたりすることは、それぞれに大きな学びや絆をもたらすものと思っています。

　今後ますます盛況な会になるよう工夫を続けていきたいと思います。