４月５日は例年入学式に引き続き、担任紹介や野球部の生徒による校歌披露を行っていますが、今年は本校校歌と富高節（とんこうぶし）を、野球部の生徒とももせ合唱団の皆さんとのコラボにより披露しました。富高節は、かつて富高の体育祭等で歌われていた応援歌です。校歌に続き本校の応援歌を始めて耳にして、新入学の生徒たちの表情は楽しそうにほころんでいました。それを見て私は、今から40年以上前に自分が富田林高校に入学した時に、当時の先生方が富高節をご披露くださったときの光景を思い出しました。

　ももせ合唱団は、富田林高校の卒業生・保護者・教職員で構成されており、平成11年に富田林高校の100周年を記念して発足してから、今日まで定期的に活動を続けておられる合唱団です。この日は、後輩である富高生の皆さんの新入学を、野球部の生徒たちと一緒にお祝いするために駆けつけてくださいました。有名なソプラノ歌手である池田公枝氏及び中島ゆかり氏が合唱に参加してくださり、世界を舞台に活躍してこられた京極輝子（きょうごく　てるこ）さんと岡林純香（おかばやし　じゅんか）さんがピアノ伴奏を担当してくださいました。

　この方たちを始め、私達富田林高校の卒業生の中には、様々な世界でご活躍の方々が沢山いらっしゃいます。この日、新入生たちは、本校の持つ長い歴史の素晴らしさの一端に触れることができました。今後とも、各界で活躍する卒業生の力も借りながら質の高い教育を続けることで、生徒たちの自己肯定感の醸成に努めていきたいと思います。