2日めは、愛知県岡崎市にある基礎生物学研究所、生理学研究所、分子科学研究所を訪問しました。生徒たちは3つのグループに分かれ、それぞれの研究所を回りました。

〜基礎生物学研究所〜

　基礎生物学研究所では、遺伝子やタンパク質を解析する最先端の研究機器を見学しました。ホタルやアブラムシの遺伝子解析の結果やその興味深い生態についても学びました。

　また、光を活用して生物の応答を観測する大型スペクトログラフの実験室も見学しました。実際にメダカの光に対する習性も見ることができました。

〜分子科学研究所〜

　分子科学研究所では、放射光施設UVSORの研究施設と計算科学研究センターのスーパーコンピューターを見学しました。

　UVSORでは、どのようにして放射光を発生させ、取り出しているのかや、放射光を活用して行われている研究内容について学習しました。

計算科学研究センターでは、実際のスーパーコンピューターを見ることができ、スーパーコンピューターの内部や冷却の様子を間近で見ることができました。

〜生理学研究所〜

　生理学研究所では、物が見える仕組みや、どのようにして人間が物を認識しているのかという脳の仕組みについて学びました。照明に左右されずに物体の色を感知できる「色の恒常性」や、常に脳に電気信号を送るための「固視微動」など多くのことを学びました。また、自分たちの盲点を探したり、脳の適応能力を特殊な眼鏡とダーツで体験するなど、視覚と脳の関係も体験的に学ぶことができました。