富田林中学・高等学校
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2023.09.19

進路

【高校長】合格ガイダンスを行いました

 9月14日(木)6限7限に、この春本校を卒業した75期生3名を招き、合格ガイダンスを行いました。6限目は高校2年生、7限目は3年生を対象に、3名がそれぞれの合格体験談を披露してくれました。対象の学年によって異なった内容を構成してくれており、高校2年生には

 ・学校生活を楽しみながら、同時に毎日必ず学習するという習慣を確立することが大切だ。

 ・部活動や学校行事に参加すると決めたなら、一生懸命頑張ればよい。最後までやり切ったという思いがあったからこそ、その後は心置きなく受験勉強に専心できた。

といった内容が中心で「ぜんぶ全力」の富高生を彷彿とさせる話しぶりでした。打って変わって3年生には、

 ・入試が終わるまで受験モードを維持すれば、学力は最後まで確実に伸びる。模試の結果に一喜一憂せず、学力の弱点把握に使えばよい。

 ・受験勉強を続けていると不安な気持ちになることもあるが、学校には支えてくれる人が沢山いるので、みんなで力を合わせて頑張ってほしい。

といった受験勉強真っ只中をどう乗り切るかという内容が中心で、後輩への温かい思いやりに満ちた話をしてくれました。そんな中、3人のうちの1人の卒業生が「受験で不安な気持ちになど何故なるのか。そんな暇があれば勉強すればいい。」とサラリと言ってのける場面がありました。大変印象深く私の心に残っています。ストレスを乗り越えるにはストレスの元を断ち切るしかありません。彼も受験に関わるストレスを感じていたからこそ、そしてそのストレスから逃げずに努力したからこそ、このように明快で、きっぱりとした発言ができるのだろうと思いました。

 このように素晴らしい先輩達の背中を見せてもらえる富高生は幸せ者です。2年生も3年生も、3人の合格体験記に熱心に耳を傾け、多くの生徒が3人の先輩に対して尊敬の眼差しを向けていました。しかし私は、富高生には尊敬の念を持ちながらも、同時に自分が超克すべきものとして、今回の合格体験記を受け止めてほしいです。「自分にもできる。否、自分にはもっとできる。」という意気込みで、明日からの自分を構築していってほしいと思います。