2021.10.18
SSH
【高校】大阪サイエンスデイ(天王寺高校にて)
一昨日の土曜日(10月16日)、天王寺高校を会場に大阪府生徒研究発表会(大阪サイエンスデイ)が開催されていました。昨年はコロナ禍のためオンラインでしたが、今回は体育館で発表、各教室で審査が行われていました。やはり、実際に大勢が集まって発表し合うイベントは、心躍ります。あちこちに広がるざわめきや歓声、拍手が参加者を包み込んでいくようで、会場に身を置きながらその心地良さを感じていました。
体育館では比較的リラックスしたムードの中で発表が行われていましたが、一方、審査会場となる各教室では審査員の先生方が前列に居並び、発表者と真剣勝負。両者で専門的やり取りをする様子を、見学者側は息をのむように眺めるばかりでした。
今回は、全部で122本もの発表が行われていました。本校からの参加は8研究。そのテーマをご紹介しましょう。
『食品廃棄物から固形燃料を作る』
『磁石と剛球を活用した免振装置の開発』
『炎色反応で白い炎は作れるのか』
『アンモニアの噴水を利用して引き上げることのできる限界の高さは?』
『アルコール消毒の原理』
『淀川水系と西除川水系のドブガイ類の形態比較』
『マミズクラゲはなぜフラストレを形成するのか?』
『フェルマーの最終定理の歴史とn=4の場合の初等代数学での証明』
実は本校はこの大会で現在3連覇(最優秀賞獲得)中です。決して賞の獲得を目指して探究活動に取り組んでいるわけではありませんが、今年も生徒たちの研究成果にスポットライトが当たることを祈っています。
富田林高校 校長 栗山 悟