富田林中学・高等学校
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2023.05.19

その他

【高校長】教員全員で本校のスクール・ポリシーを検討しています

 5月18日(木)の放課後、中学校と高校の教員全員が集まり、富田林高校のスクール・ポリシーについて考えました。スクール・ポリシーの策定に先立って、昨年度中に本校のスクール・ミッション、すなわち本校の教育がめざすべき大きな方向性を以下の通り定めました。

「120年を超える伝統を有する本校は、先進的な中高一貫教育を通して、地域や世界と協働しながら深い教養と探究心・豊かな人間性を涵養し、『地球的視野を持って未知の課題に挑み、地域や社会に貢献するグローカル・リーダー』を育成します。」

 スクール・ポリシーとは、スクール・ミッションを実現するために、生徒が卒業するまでにどのような資質・能力を育成するのか(グラデーションポリシー)、その資質・能力を育成するためにどのようなカリキュラムを設定するのか(カリキュラム・ポリシー)、そのためにどのような中学生に入学してほしいのか(アドミッション・ポリシー)といった考え方についてまとめたものです。先生方は少人数の班に分かれ、3つのポリシーについて熱心に議論し、最後はその成果を発表、共有しました。

 本校は創立120年を超える府下有数の伝統校であり、これまでも伝統に裏打ちされたスクール・ミッションやスクール・ポリシーを踏まえた教育を行ってきていますが、一方で本校は平成29年度に中学校が併設され、府立学校として初めての併設型中高一貫校となった、新進気鋭の若い学校でもあります。令和5年3月には富田林中学校の1期生が、高校の75期生として富田林高校を卒業しました。富田林中学校・高等学校で6年間を過ごした中進生が初めて本校を巣立っていったことを受け、私たち教職員一同は、この6年間の成果と課題を見つめ直し、地域や保護者の皆様からの本校教育に対する期待について認識を新たなものにしなければなりません。その意味で、この時期にスクール・ポリシーとスクール・ミッションを考え直すことの意義は大きいと思っています。これからも結果を恐れず「未来に挑戦」することで、富田林中学校・高等学校は新たな地平に向かって歩みを続けて参ります。