国際交流の取り組み
富田林中学校・高等学校では、中高一貫校という強みを生かし、世界で活躍するグローバルリーダーの人材育成を目指して6年間を見据えたグローバル教育を推進しています。多様性を理解し、課題に対して論理的に考え、解決する力を養うとともに、国際社会に貢献できる人材になるためのコミュニケーション力、プレゼンテーション力を育成します。
グローバル教育
<海外修学旅行>
中学修学旅行
グアム
- 学校交流
中3全員
高校修学旅行
ベトナム
(ダナン)
- 学校交流
高2全員
<海外研修>
多様性の理解
マレーシア
(クアラルンプール)
- ネパール
(カトマンズ) - 学校交流、地域体験
中1〜高2
姉妹校との国際交流
台湾
(台北)
- 学校交流
中学生・高校生
<国際交流・留学等>
個人による留学
アメリカ、カナダ
ドイツ等
- ホームステイ
- 個人研究
高校生※希望者
<対象>
海外修学旅行
アメリカ(グアム)修学旅行 <中学3年生>
中学3年生ではアメリカ合衆国のグアムへ行きます。中学2年生でTonchu English World(大阪府内で1泊2日の研修)を通じて、たくさんのネイティブスピーカーの先生との充実した交流や集団作りを行ってきましたが、ついに英語圏へ!今まで学習した英語を使って、観光地を巡ったり、現地の交流校や大学へ訪問したりします。英語が通じた喜びや、もどかしさを体感しながら、さらなるグローバル感覚を向上させていきます。
ベトナム(ダナン)修学旅行 <高校2年生>
高校2年生ではベトナムのダナンにいきます。世界遺産ミーソン遺跡やダナン市内など観光し、民族衣装のアオザイ体験やランタンづくりをしてベトナムの歴史や文化を学びます。また、現地の高校生との交流会、旧市街観光などを通して、同年代のベトナムの人々との交流を深めています。
国際交流
姉妹校提携
北大高級中学(台湾)・リートン校(オーストラリア)と姉妹校提携しています。 年度によって、相互に往き来したり、オンラインで交流したりしています。
ホームステイ受け入れ・学校交流
カラシンスクール(タイ)・リートン校(オーストラリア)からの学生のホームステイを、数多くの本校生徒宅で引き受けてきました。彼ら彼女らは富田林中学校・高等学校の生徒たちとともに教室で授業を受け、クラブ活動を体験し、日本の家庭で過ごします。
また、アメリカ(サンタフェ インディアン
スクール)・北大高級中学(台湾)・台東高級中学(台湾)・仁川未来生活高校(韓国)などから多くの生徒さんが来校し、富田林中学校・高等学校で交流を深める機会があります。
海外研修・国内研修
「グローバルリーダー育成海外研修(マレーシア)(ネパール)」、中高一貫校であることを活かして各学年に合わせた様々な海外研修を用意しています。また中学校ではTonchu English Worldを実施しており、中学1年生はネイティヴの先生を学校に招いて終日、中学2・3年生は1泊2日で、それぞれ英語によるコミュニケーションを磨く取り組みを行っています。
ICT・オンラインを活用した国際交流
【中学1年~3年】「オンライン英会話」
年間に8回程度英語圏の国とつないで、講師の方と1対1で英会話の練習をしています。
【高校】
ICTの積極的な活用等をめざすスマートスクール事業の一環として、広州外国語学校とオンラインを通じて交流を深めたり特定のテーマについて発表したりするなどの取り組みを行いました。今後もオンラインなどを活用しながら様々な活動をしていく予定です。
富田林中学校グローバルプログラム
中学校3年間を通して、計画的にグローバル教育を実施し、高校での学びに繋げています。
【中学1年】国連学習 、SDGs学習
【中学2年】JICA学習
【中学3年】グアム事前学習
ユネスコスクールに指定(2012年)
本校は2012年8月にユネスコスクールの認定を受けました。ユネスコスクールは、1953年、ASPnet(Associated Schools Project
Network)として、ユネスコ憲章に示された理念を学校現場で実践するため、国際理解教育の実験的な試みを比較研究し、その調整をはかる共同体として発足しました。日本では、ASPnetへの加盟が承認された学校を、ユネスコスクールと呼んでいます。ユネスコスクールは、そのグローバルなネットワークを活用し、世界中の学校と交流し、生徒間・教師間で情報や体験を分かち合い
、地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発、発展を目指しています。
本校では日本国内はもちろん世界中のユネスコスクールと交流を行っています。また、ケニアの子供たちへの支援活動などにも取り組んでいます。放課後の英会話サロンも好評です。
本年度の本校の活動計画および活動報告は下記のユネスコスクール公式HPに記載されています。
地域連携(コミュニティ・スクールについて)
コミュニティ・スクールとは、学校運営協議会制度を導入した学校です。
富田林中学校・高等学校では同窓会員や保護者、地域住民、有識者が一定の権限と責任を持って学校運営に参加することで、育てたい生徒像や目指すべき教育のビジョンを共有し、目標の実現に向けて協働できる仕組みを構築し、整備しています。
地球的視野に立ち、地域や国のことを考え行動し、
国際社会に貢献できる人材(グローカルリーダー)の育成
富校版コミュニティ・スクールの特徴は、地域学校協働本部を中心とした広域外部サポーター(同窓会・企業・大学・行政機関・NPO・地域 住民等)との協働活動を展開していることです。協働活動を実現可能とするため、広域外部サポーターと学校運営協議会、学校で構 成するコミュニティ・スクールネットワーク協議会を開催しビジョンの共有を図っています。広域外部サポーターとの協働活動を推進する事で、生徒が直接社会とつながり、社会から学び、社会的課題を解決していこうとする力が育まれる事をめざしています。
富校版コミュニティ・スクール
富田林中学校・高等学校コミュニティ・スクールネットワーク協議会
学校運営協議会
グローバル委員会
探究委員会
広域外部サポーター
地域学校協働本部(NPO法人・学びと育ち南河内ネットワーク)
※学校の教育目標に共感する同窓会、地域住民、企業、大学、自治体などの団体
人材 資金 資源
コミュニティ・スクールの仕組みを活かした人材育成
グローバル教育
- ・英語教育
- ・海外大学進学・留学
- ・海外研修
- ・国際交流
探究活動
- ・世界規模の課題探究
- ・提案型社会探究
- ・社会探究 Basic/Advanced
奨学金・フリースクール
- ・放課後学習
- ・部活動支援
グローカルリーダー育成
学校と産官学の連携が支える教育活動
富田林中学・高等学校では、約150の企業団体と連携しながら、社会課題を解決するための探究活動の場を設けています。
探究活動は、秋頃から週2時限分を充てて中学の全学年で展開します。1年は分野の違う5つの地元企業・団体から地域の産業や都市政策について学んだり、府内の数十の企業・団体を訪問、体験に基づく調査を行ったり各学年によって様々な探究活動を行います。発表はポスターにまとめて意見を言い合ったり選抜で地域住民に向けて発信する場を設けています。
このように多くの企業・団体との連携を推進する要となっているのが「コミュニティ・スクールネットワーク協議会」です。中高一貫高開設経緯にあたり、府内南部の活性化のため、地元から誘致の声が上がった背景もあり、学校と産官学の連携が教育活動を支えています。
様々な企業・団体との協働
地域フォーラム
地域貢献活動の一環として「地域フォーラム」を毎年開催し、「地域で取り組むSDGs」などのテーマのもとに、基調講演、ポスターセッション、地域交流イベント、生徒研究発表、パネルディスカッションなどを行っています。ポスターセッションでは富田林中学校・高等学校の生徒や大学生・大学院生が探究の成果を発表し、また地域交流イベントでは地域の多くの団体(企業・博物館・行政機関・大学など)による活動紹介と交流を行います。お互いに研究を発表しあい、校内の生徒だけでなく地域の方々とも意見を交換することで、中学生・高校生が科学に取り組む姿勢を養う場となっています。