富田林中学・高等学校
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2024.02.22

グローバル教育・地域連携

【高校長】本校生徒が富田林市長を表敬訪問しました

 2月21日、本校の2年生5人が富田林市長を表敬訪問しました。この5人の生徒は「ぷるーとん」という模擬会社を立ち上げて、富田林市で生産されている「海老芋」を使った商品開発と販路開拓に取り組んだ結果、令和5年12月10日に東京で行われた「第4回リアビズ高校生模擬起業グランプリ」で最高賞であるグランプリを獲得しました。この取組みについて富田林市からも高く評価していただき、今回の市長表敬訪問が実現しました。当日は、富田林市長から記念品の贈呈がありました。代表生徒の井上蘭さんは直接市長からの贈呈を受け、感激していました。

 その後行われた、市長・教育長・生涯学習課長から生徒へのインタビューでは「なぜ海老芋の商品化に至ったのか。」という問いに対し、「富田林の特産品の一つである海老芋を、多くの人に知って欲しかった。」「SDGsの観点に照らし、捨てられる食品を少なくするという観点から、廃棄されることの多い海老芋の親芋の有効活用に思い至った。」と、堂々と答えていました。彼女たちは口々にそれぞれの表現で「地元の農家さんや企業さんにご協力いただき、商品開発・販路開拓に取り組む中で、社会の仕組みの一端を垣間見た経験が、今後の大きな糧になる。」と語りました。更に、今回の模擬起業で、社長・人事法務部・広報マーケッティング部・仕入れ部・経理部といった役割を分担し、その中で苦労したことや頑張ったこと等に触れながら、将来は「起業家になりたい。」「国際的な活動につなげたい。」「経営学を学びたい。」など、自身の夢の実現に向けた意気込みも語ってくれました。本校の教育活動の中で、これ程までに逞しい生徒が育っていることを、校長として誇りに思います。「ぜんぶ全力」の富高生が、自分にもできるというプライドを胸に、どんどん後に続いてくれることを願ってやみません。