6年間の学び
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生徒手帳
本校は独自の生徒手帳を作成しています。生徒たちはその手帳に日々の学習時間を記録し、毎月、学年ごとに生徒の学習時間を集計し、進路通信でフィードバックすることで、勉強時間を確保しようとする意識が高まるようです。また、この手帳には学校の年間行事が印刷されていて、スケジュールを管理するためにも役立つため、生徒たちに好評です。
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ICT設備
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一人ひとりに丁寧な学習指導をすすめています。
全ホームルーム教室にICT機器が設置され、わかりやすい授業を行っています。また、生徒の発表用のツールとしても活用しています。
卒業生の声
2期卒業生
富校では、勉強も部活も行事も、「ぜんぶ全力」で楽しむことができます。自由な校風であるからこそ、自分達で何かを成し遂げよう、という気概をもってあらゆるイベントに臨むことができます。
美術部と茶道部に所属していた私は、特に文化祭が良い思い出です。クラスや部活の仲間と協力し合って一つのものを作り上げる経験は、私の人生の中でも貴重なものになりました。富校のような自由で盛り上がる文化祭は他にはないと思います。
また、自分の進路について考える機会も多く設けられています。特に、中学1年生の時に、岸本忠三先生と山中伸弥先生の講演を聞かせていただいたことは強く記憶に残っています。私が実際に進路を決める際には、それらの講演を思い返し、自分が将来どうなっていたいか、というイメージを膨らませました。探究活動をする中で、自分の好きなことを見つけていく同級生もいました。どのような進路を選択しても、先生方も友達も応援してくれます。私自身、自分の学力が志望大学に届くか不安でしたが、先生方や友達に背中を押していただきました。
富校は、自分がやりたいことを全力で頑張れる環境が整っています。みなさんにはぜひ、かけがえのない充実した学校生活を、富校で送っていただきたいです。
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卒業生紹介
岸本忠三
さん
(免疫学者、大阪大学特任教授)
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海外経験を経て同大学細胞工学センター教授、医学部内科学教授、医学部長、1997年に大学総長に就任。2003年より名誉教授、現在大阪大学免疫学フロンティア研究センター特任教授。免疫学の権威であり、種々の生理現象や炎症・免疫疾患の発症メカニズムに関与している糖タンパク質である「インターロイキン6(IL-6)」の発見で知られる。このIL-6の働きを抑えるアクテムラが、今、新型コロナウィルスの治療薬として脚光を浴びています。
国内では1998年に文化勲章、海外では2009年に日本人初となるクラフォード賞受賞、2017年にはキング・ファイサル国際賞、2020年Tang Prize受賞等国内外において数々の賞を受賞されています。
長い間、人類を苦しませている難病の「リウマチ」を克服する薬を開発したのが富田林高校の大先輩、岸本忠三先生です。日本初の免疫治療薬アクテムラを苦労の末に開発した岸本先生は、「10年後には、関節リウマチで車いすの生活を余儀なくされる人がいなくなるだろう」と、世界中から称えられました。先生は、現在も大阪大学で学生に教えています。
「『何でやろ?』という素朴な疑問が、研究の原動力だ」「自分が開発した薬で難病と言われた病気も治っていく。これこそ自分が生きている証やなと思う。」とおっしゃっています。そして、新しい世代に期待をかけて、新しい富田林中高一貫校を応援していただいています。岸本先生こそ、私たちのめざす「探究」と「貢献」の実践者です。
岸本先生の口癖「社会のためになる人になれ」を心に抱き、この富田林中学校・高等学校で深い「学び」を実践しましょう。未来に挑戦!